指しゃぶり(がなくなった事)

ついさっき突然気がついたのだけれど、子がいつの間にか指しゃぶりをしなくなっていた。生まれた時から指しゃぶりをしていて、といっても新生児の頃は指をうまくしゃぶるという事はできずに手全体を口に中に押し込もうとしていて、それがいつの間にか上手に親指だけ口の中に入れる事ができる様になって、赤ちゃんらしい指しゃぶりができる様になったねなんて話していたものだったが。

まだウチの子は7ヶ月と若いので、これからまた指しゃぶり再ブームといった感じで再び始まる可能性もある。が、とにかく一時期、彼を見てる大人にとって指しゃぶりというのは大きなトピックだったと思うのだが、そんな事はすっかり忘れて指しゃぶりがなくなった事にすら気がついていなかった。毎日見ている中で、いつの間にか変わっていくがゆえに気がつかない変化なのだろうか。

こうしてトピックごとにエッセイとして書く際に、書くべきトピックを書き忘れる事がたくさんありそうだなと思ってはいたのだが、書き方を変えて日記形式で日々の出来事を書いたとして、「指しゃぶりが上手になった」事は書けても「指しゃぶりがなくなった」事には気がつかなかっただろう。そうすると書き残すに値する出来事を見つけるには、一旦脇目も振らずに通過して、後から振り返った時にそれに心がひっかかってくれる事を期待するしかない様に思える。

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